迎え盆も終わって夏休みをのんびり満喫中。
あれこれ予定を入れがちな夏ですが今年は比較的静かな夏。
ウッドデッキにタープを張って外で読書が気持ちいい。暑い夏、気候変動が叫ばれますがそこはやはり信州の高地、快適な時間が長い。
並行して何冊も読むのが自分のスタイルですが、とりあえずそんな中なら休み中読み終えた2冊をご紹介。
青木海青子 「本が語ること 語らせること」 (夕書房)
奈良・東吉野で「ルチャ・リブロ」を開く青木さんの著書。
海青子さん一人での著作は初めてかな?(もちろん文中、ご主人・真平さんの文も登場しますが。)
図書館を試みる者として非常に勉強になる一冊。
なにより読書・選書の幅がもう圧倒的に違う。ご夫婦で開かれていますのでそれだけでも単純に考えて2倍近い幅。
かたや自分は非常に偏った選書。それはそれで悪くないのですが”その中での幅”は必要かなと感じました。
利用者さんとの本を通じたコミュニケーションももっと取っていかなきゃなぁ。
もう一冊が・・・。
養老孟司・池田清彦 「年寄りは本気だ はみだし日本論」 (新潮選書)
両氏による対談形式第三弾。環境問題が中心だったはずですがもはやそこから大きく逸脱。だからこんなふざけ気味のタイトルにせざるを得なかったのでしょう。
現代騒がれがちなトピックについて両氏の考えをざっくりと知ることができる・・・対談形式は深く踏み込んだ感じにはならなくても、いろんなことをざっくり知るにはとてもいいですね。気軽な入り口として機能している。
今回も「はっ」とさせられるところがいくつか。それだけでもいい一冊に巡り合えた、ってものでしょう。
その他にも最近増えつつある鴨長明の名作「方丈記」に関するものや自然・旅に関するもの、ナカナカ面白い現ラインナップなのですが、それはまたnoteを使って月末近くにまとめることにしましょう。
それではみなさまもよい夏を。
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